自分より若い方へ: 何事も起こりますように

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エストニアの現地学生の相談に乗ることが増えた。毎回、3から4時間。アドバイスはせず、ただ黙って話を聞く。日本に戻ろうかだとか、就職を含めたキャリア相談だとか。

 

なぜ人の話を聞く機会を作っているのか。若いひとたち視点の経験として「私の話を年上の人がただじっと聞いていた」ということを増やしていきたいからだ。増やしていけば、少しでも自分が未来に貢献できているかなと思えるのだ。自己満足です。

 

若いひとたちにいうことなど一つもない。自分が大学生のときはそう思っていた。いまは、一つだけ期待していることがある。「何事も起きますように」ということだ。

 

人間、病気をしなければ、いずれだいたいは老人ホームに入る。統計からみれば、日本在住なら80歳付近で死ぬ。その間をどう生きるかが生きることのおもしろさなのではないか。

 

なるべく悪いことが起こらないように人生をデザインすることはできる。反対に、リスクを取って現状の外で生き続けようとすると「普段」というものがなくなる。すべてが不規則に感じる。

 

何事も起こるうることのおもしろさと(一種の感覚的な可能性の)フェアさを楽しんでくれたらなあと。それが老害の私の思うところです。もちろん私がそれをまず楽しんでいきたいのですけども。